日記

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毎日の病院通い

 車で片道30分掛かる病院通いに、交代で行こうかと毎回娘と話すのだが、たまに一人で行くときもあるが、やっぱり気になるため一緒に行ってしまう。

 疲れるので、これからは二回の内一回は一人で、とか相談している。
お互いに出かけたい用が溜まってきている。

 今日から一般病棟に変わった。一人部屋はさびしいからと、六人部屋を希望していたのだがベッドが空かないので個室に移されていた。

 今までの救急医療室と違い、私たちが帰った後は一人になる。テレビが置いてあったがテレビも見たくないという。

それに、まだ頭がはっきりせず、どこまで戻るのか心配だ。声も聞き取りにくく一言二言しか話せない。

 微熱もあり体も疲れて辛そうである。早く傷口が治り大きい声が出るようになって欲しい。

話しかけてくれる人も居ないし、し~んとした部屋に一人きりにして帰るのは辛かった。
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by mariasizu | 2013-09-30 23:19

保険について

 今日は息子の家族が来てくれた。いっしょに病院に行ったが、また背が伸びた孫の顔を見て、「おおきなったなあ」と云い、嫁を見て「太ったなあ」と悪態をついた。

 この調子ならいいかなと思ったが、頭の傷が痛むそうで、昨日の夜から食欲が無いと云って食事を取っていないという。

 体のあちこちも痛くなってきているようで、寝返りが打ちたそうである。気分も悪いのか口数も少ない。

 家に帰って嫁に保険の書類を見てもらう。うちのものより嫁の方がしっかりしている。よく見もしないで全部嫁の前に広げて、どのようになっている保険なのか見てもらった。

 これは有効、これは期限が過ぎているからとか、整理してくれたので大助かりだ。

 側で見ているだけのわたしは、難しい学校の宿題を親がしてくれるのを、側で手をこまねいて見て居るような気分である。

 脳腫瘍は、癌とは云わないが保険は癌扱いであろうと、ひととき論議する。ちょうど次男から電話があり、次男も癌であるといい、一段落ついた。

 後は、腫瘍の細胞検査の結果が待たれる。
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by mariasizu | 2013-09-29 22:57

心細い毎日

 日が経つにつれ、これからどうなるのかと心細くなってくる。
 
 夫の頭の中は元に戻るのか、歩行は出来るようになるのか。下の世話が必要となるのか。治療費は?、これからの治療はどうするのか。

 考えても初めての事ばかりで埒が明かない。

どうにか成るように成っていくだろう。体のことは神様の思し召しに従うしかない。

 後は家族で頭を寄せ合い、良い知恵を貸してもらおう。
 
 大雑把なわたしと違い、几帳面な夫は、保険のことなど元気なときに私に説明していた。

 私は、はなから保険の話は分からないと決めつけ、また、もしもの時の話など聞きたくないと言う気持ちから、ちゃんと聞く態度は取らなかった。

 ただ、保険と云うものは、歳が行くほどに受け取る額が少なくなってくる。そのこと位しか分かっていない駄目な私だ。
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by mariasizu | 2013-09-28 20:52

面会

 面会の時間に合わせて一日二回病院に行くのであるが、顔を見るまでは少しでも前より良くなっていることを期待して行く。

 一日の内にも、状態が変わる。未だ意識は混濁しており、穏やかであったり興奮して手に負えなくなったりする。

 一回目の面会の時は、術後初めての食事で、昼食時であった。その時はひどく不機嫌で、あまり話が出来なかった。

 夕方行ったときは、家に帰ると言って起き上がるので、仕方なくベッドに固定したとのこと。家族が居る間はベルトを外しましょうと、手と足は外してもらったものの、お腹の方までは外せず付けたままであった。

 ひどく力が強く、看護師さん一人では抑えられず何人かで大奮闘したのであろう。ベッドの側に置いてあった靴が片方無いので探したら、ベッドの下に転がっていた。

 きっと大慌てで抑えていたときに、看護師さんの足が当たって片方が飛んでいってしまったものだろう。 

 朝は私一人で面会に行った。その時は不機嫌で言葉も無かったのに、夕方、娘が話しかけ徐々に気持ちが収まったようである。

 私一人の時は、こんな意識の時でも素の気持ちになり我が儘になるのだろうか。 
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by mariasizu | 2013-09-27 23:10

漂う意識

 朝、病院に行ったときと夕刻との様子が180度違っていた。

 今朝病院に行くと、切羽詰まった様子で自分が大変危険な環境に置かれている、私たちにも気をつけるようにと考えていたことを訴える。

 勿論妄想である。先生の話によると、頭からはチューブが腕には点滴が、部屋ではいろいろの音が聞こえ、手術後の精神状態ではそうなり得るとのことであった。

 頭に手をやって、チューブを抜いては危険なので、腕や体はベルトで固定されている。

 夕刻の面会時には、チューブもベルトも外してあり穏やかな顔でほっとした。話すことも、朝とは全く違っている。現在過去が分からず、実在性の無い話をする。空想か夢かと思うようなことばかり言うので、嫌な話では無いが、だんだん悲しくなってくる。

 しばらくすれば落ち着き、元来の夫に戻る事を信じているのであるが、もしも、などと思うと心細くなってくる。駐車場まで暮れた道をあるきながら、夫の話した事柄をつなぎ合わせ、話の謎解きをした。

 虚しい、悲しい謎解きである。
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by mariasizu | 2013-09-26 22:59

痛々しい術後

 手術は成功した。医者からすれば当然のこと。しかし無事に終わるまでは心配で、云われていた手術時間が過ぎても戻ってこなかったときは、落ち着か無い気持ちで待っていた。

 私たちの元に返してくれた時には、本当に感謝の念でいっぱいだった。

 病室に帰ってきた夫の頭には痛々しい手術の後が、貼ってあるテープを通して見える。きっと頭はぐるぐる包帯に巻かれて帰ってくると思っていたのに、今はそうでは無く、この方が早く傷が治るということである。

 奇跡が起きることを待ち望んだが、術後の先生の説明は事前の説明と同じであった。

 人間の欲深さ、さっきは手術の成功を感謝したその舌の根が乾かないうちに、先の長くないことを嘆いている。

 
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by mariasizu | 2013-09-25 22:13

今日と明日

 意味深い今日、明日はどうなるのか。

頭の手術のことである、どうなるのか非常に不安になる。確実に治ると保証されてする手術ではない。先生の説明で、ある程度の覚悟はしているつもりであるが、そう簡単に割りきれるものでない。どうか手術が成功するよう祈るばかりである。

奇しくも明日は夫の誕生日である。誕生日=再生となりますように。

 明日はどんな明日となるのだろう。 
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by mariasizu | 2013-09-24 22:53

秋晴れ

 暑さ寒さも彼岸までと言われるのに、この暑さ。
街ゆく女性はノースリーブ姿もあり、日傘が手放せない。

 病院の中ではこの暑さ、季節感は分からないだろう。日付曜日も曖昧になっている。先週の月曜日に入院して、今日は月曜日だから入院して一週間よ、と言うと、「ほうー」と驚いていた。

 点滴の薬で、頭もややはっきりしているようである。昨日より明るい顔であるが、意識がはっきりしてきて、その分、来てくれている人に気を遣っているのではないかと、良ければよいでその裏を窺ったりしてしまう。

 いよいよ手術が二日後となり、どの程度回復するのかしないのか、心配である。
また、手術をどう捉えているのか、分かっているのかどうなのか、そこのところを突き詰めて聞くわけにいかないので、胸の内でもやもやする。

 ちゃんと分かっているとしたら、どんな気持ちでいるのだろう。不安で夜も眠れないのではあるまいか、食事を残すのもお腹が空かないと言っているが、やはり不安で食欲が出ないのかもと気になる。
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by mariasizu | 2013-09-24 00:27

秋の気配

 明日はお彼岸、娘とお墓参りに行く。

 日が暮れるのが早くなり、秋はもの悲しいが、今日の黄昏時は特にひしひしと秋が身に染みる。 

 今日の夫は昨日と違って、暗い顔である。`今日は暗い顔やね`と言うと、ちょっとほほが緩んだだけだ。

 点滴だけで絶食だったのが、今日の昼から一週間ぶりの食事が出た。
その時でさえ、無感動で食事を終えた。 美味しかった?と聞くとうんと頷くだけ。それでも上手にスプーンを使って完食した。

 何かを察しているのか。

 看護士さんが、手術をしたらまた食べれなくなるね、と言う。先生から手術の話があった?と聞いても、無いと云うだけで後はそのことについて何も話さない。

 昨日は、さようならと手を振ったら、笑顔で手を振ってくれたのに、今日はベッドに座っているのに黙って見ているだけだった。

 家の近くの運動競技場から、サッカーの応援の太鼓を打ち鳴らす音や応援歌、歓声が途切れなく聞こえてくる。

その若い力強い声とは裏腹に気持ちは沈んでいく。
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by mariasizu | 2013-09-22 21:10

面会

 毎日の面会で、いつも前回の面会と今日の様子とくらべ、少しでも良い状態であって欲しいと思いながら話をする。

 やはり少しは分かるけれど、ほとんど何を言っているか分からない。
 ’お父さん お父さん どうしてこんなことに。 自分がどうなっているのか分かってるの?’と心の中で叫んでいる。

 こんなに大変なことになっているのに、本人は分かって無いのか。そんなことはない、分かっている。

 少しでも楽しい話をして上げたい。昔の思い出話は良く覚えている。

 さよならと手を振ると、ベッドから顔をこっちに向けて手を振って答えてくれた。

 重い気持ちで家までたどり着く。私たちに出来ることは何?何も無い、それが辛い。
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by mariasizu | 2013-09-21 22:22