去年の家計簿の集計をして12月の食費が凄いことになっているのに気づいた。
暮れの食費は仕方ないとしても、外食が多すぎる。自粛しないといけない。
外食し始めると止まらない。好きなものがすぐ食べられる。後かたずけをしなくてよい。
しかし、いつも後ろめたい気持ちと、何かしら罪悪感を持ってお店に向かうのである。
わたしの年代の者は、外食なんぞはなんでもないときにしたことがない。それはそれは贅沢なことであった。
そして食事の支度をさぼって家事を怠けていると自責の念に駆られる。
それとは裏腹に食べた後は満足感、ああ楽して美味しかったと、ひとときの幸せを感じるのだ。
今の時代、外食なんぞに罪の意識も快楽を貪っている意識も無くて当たり前だろう。そんなに大袈裟に考えるほうが変である。
でもわたしはやはり食べに行こうと言われると、後ろに引っ張られる気持ちを持ちながら、いそいそと出掛けてしまうのである。
たかが外食されど外食。
なんと嬉しくも楽しいものなのか。