夕方から急遽 淡路島の夏祭りに行くことに。
会場に着いたときには、もう揃いのゆかたの一団が引き上げて行くところで、盆踊りは終わっていた。
その後は大勢の高校生のヒップダンスが、次々と舞台上で繰り広げられた。時代は変わったものだ。 お盆といえば、櫓の周りで時を忘れて盆踊りに興じたものである。それがヒップダンスなのである。
私は、歌うことならご詠歌でも、音楽に合わせて体を動かすことならラジオ体操でも好きというぐらいだったので、ヒップダンスも楽しく見られた。
その後の花火大会を楽しんで帰路に着いた。
行きはまだ日があったので、夕焼け空の景色を眺めてのドライブは、浴衣姿の娘の運転だ。
帰りの、レインボーネックレスと呼び名のある淡路大橋に突入する瞬間は、まるで外国にいるみたいな綺麗な眺めだ。まさかこの私が、こんな素晴らしいところを、マイカーで走る時代が来るとは夢にも思わなかったことである。
時代は足早に過ぎ、なかなかついて行けなくなってきた。ハイテクとやらで、めざましい進歩は科学の力である。素晴らしいことだが、取り残されていくさびしさがあるのは、年寄りのひがみと云うものであろう。