日記

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電話 古き良き時代

今日、電話の子機が壊れてしまった。
親機ともう一つの子機は使えるのであるが、壊れた子機一つのために、修理もできず買い替えなければいけない。
電化製品の進歩はすさまじい。わたしの娘時代には、家庭に電話がある家はほとんどなかった。 
 
 私の住んでいた、二階建ての長屋の一階を、ある小さな会社の事務所として貸すことになった。会社といっても、社員が四五人の小さな会社である。
その会社に電話が設置された。自分の家に電話が引かれるというので、大喜びしたものである。

日曜日など、会社が休みの時などは、電話を自由につかえた。
 
 ある日曜日、私も勤務が休みで、そこへ電話がかかってきた。電話を取るとしばらく無言である。
間違い電話かと思って受話器を置こうとした、その時、口笛が聞こえてきたのである。曲名は忘れたが、ジャズバージョンのバラードである。ジャズに熱中していた私は、間違い電話かもしれないその口笛に聞き入ってしまった。
他に何の物音もしない、静かな場所のようであった。そして、口笛が終わって電話は無言で切れた。
今のは何だったのだろう、としばらくは不思議な気分であった。
 
 今思い出しても、なんだかロマンチックな、そしておしゃれな出来事である。
 
 
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by mariasizu | 2013-07-29 22:17